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■由来・由緒
江古田浅間神社は、承平元年(931年)6月、夏にもかかわらず当地に雪が降り、その雪が積もった姿が富士山に似ていたことから、村人たちがこの地を富士山の霊地と崇め、神体山として祀ったことが創建の由来と伝えられております。
御祭神は、木花佐久夜姫命(このはなさくやひめのみこと)をお祀りし、厄除け、縁結び、五穀豊穣などに霊験あらたかな神社として、古くから人々の信仰を集めてまいりました。
江戸時代に入ると、富士山信仰の拠点として大いに栄え、境内には高さ約8メートル、直径約30メートルにおよぶ「富士塚」が築かれ、実際の富士登山を模した登拝の場として、多くの参詣者が訪れました。富士講をはじめとする信仰団体の参拝も盛んであり、登拝道には小御嶽神社の社標や天狗像、身禄尊碑などが配され、神聖な登拝空間が形成されております。
現在も、例大祭、山開き、三が日には富士塚が開門され、登拝が行われております。
この由緒ある富士塚は、昭和54年(1979年)に「江古田の富士塚」として国の重要有形民俗文化財に指定されており、今もなお多くの方々に親しまれております。

■御祭神
江古田浅間神社の御祭神は、木花佐久夜姫命(このはなさくやひめのみこと)です。
木花佐久夜姫命は、古事記・日本書紀にも記される女神で、桜の花のように美しく咲き誇る姿から「生命のはかなさと美しさ」を象徴するとされ、日本人の自然観や美意識に深く結びついた神様です。
また、火中出産の神話にちなみ、安産・子授けの御神徳があるとされるほか、厄除け、縁結び、家庭円満、五穀豊穣、火難除けなど、暮らしに寄り添う多くのご神徳をお持ちです。
富士山を御神体とする浅間信仰の中心的な女神として、全国各地の浅間神社に祀られており、当社においても古くより地域の人々の厚い信仰を集めてまいりました。
※金額表記は消費税込になります。

■社殿について
江古田浅間神社の境内は、古木に囲まれた落ち着きのある佇まいが特徴で、静寂の中に格式と神聖さを感じさせる空間です。戦後に整備されて以来、地域の皆さまの手によって大切に守られ、今日まで受け継がれてまいりました。
境内西側には、昭和29年(1954年)に造営された神楽殿と、昭和40年(1965年)の手水鉢があり、いずれも当社の信仰と文化を象徴する建造物です。正面には、昭和27年(1952年)に建立された拝殿および幣殿が静かに佇み、切妻屋根をもつ拝殿には「茅原浅間(かやはらせんげん)」の神額が掲げられております。シンプルながらも美しく整えられた伝統的な社殿は、多くの参拝者を温かく迎えています。
また、境内には宇迦之御魂命(うかのみたまのみこと)をお祀りする稲荷神社(末社)も鎮座しており、地域の商売繁盛や五穀豊穣を願う信仰が今も息づいています。

■富士塚について
「江古田の富士塚」は、富士山をご神体と仰ぐ富士山信仰を象徴する重要な遺構です。高さ約8メートル、直径約30メートルにおよぶこの富士塚は、山全体が富士山の溶岩石で覆われており、当時の富士講信者たちが実際の富士登山を模して築いた信仰の場です。
富士塚の登拝道には、小御嶽神社の社標、天狗像、身禄尊碑などが配されております。頂上には、主祭神・木花佐久夜姫命(このはなさくやひめのみこと)をお祀りする奥宮が鎮座しており、唐破風屋根を持つ立派な石祠(せきし)が静かに参拝者を迎えます。
この富士塚は、昭和54年(1979年)に国の重要有形民俗文化財に指定されており、地域の歴史や信仰文化を今に伝える貴重な存在です。
現在も、毎年例大祭、山開き、三が日(1月)の年3回に限り、富士塚への登拝が可能となっており、多くの参拝者が訪れます。
※金額表記は消費税込になります。

■通常御朱印
500円

■山開き限定御朱印
1,000円
※金額表記は消費税込になります。
■各種御祈願受け付けております。
電話番号:03-3957-6662
江古田浅間神社でご祈願をご希望のかたは、受付時間内に電話にてご連絡いただくか、神社社務所まで直接お問い合わせくださいませ。
※金額表記は消費税込になります。
